寺社を行く。

国内の寺院や神社を訪れ、見所などを紹介します

奈良・興福寺②

前回の記事に引き続き、

奈良市興福寺です。

 

興福寺には近鉄奈良駅からなら十分徒歩でいけます。所要時間は約10分ほどでしょうか。

 

最近は外国人、特に中国や韓国からの観光客が増えましたね。鹿が珍しいのか、写真を撮ったり、鹿せんべいをあげたりしている姿が目に留まります。

 

さて、前回の続きですが、興福寺の見所紹介です。

 

今回紹介したいのは、国宝館です。

ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、国宝館に収蔵された仏像の中でも阿修羅像が非常に有名ですね。東京などでも特別展が開かれるほどの美しさです。かなりの来場者だったそうです。

 

国宝館は、阿修羅像が普段、展示されている建物なのですが、ほかにもここにはたくさんの仏像が安置されており、圧巻です。

 

もともと、国宝館は、興福寺の僧侶が集まって食事をする食堂が立っていた場所に立てられています。耐火性能が高い収蔵庫で、仏教的にも美術史的にも価値の高い興福寺の宝物を火災から守ってくれます。

 

阿修羅像のほかでは、

旧食堂の本尊だった「千手観音菩薩像」や、絵画、仏像、工芸品、典籍、文書など多数が収められています。

仏像では、乾漆八部衆像や乾漆十大弟子像がつくりこまれたもので、

華原馨、平安時代の銅造燈籠や火袋扉、板彫十二神将像、鎌倉時代の木造金剛力士像、灯篭をかついだ木造天燈鬼・龍燈鬼像、「山田寺」から運ばれた7世紀の銅造仏頭などの国宝や、

重要文化財である木造阿弥陀如来像や木造薬師如来像、梵天像、帝釈天像なども安置されており、見所満載です。

この国宝館だけを見学に来ることもしばしばでした。

 

次回は、阿修羅像について紹介できたらと思います。