滋賀・延暦寺①
ここには2回、おとずれたことがあります。車でいずれも向かったのですが、くねくねとワインディングロードを走った先に琵琶湖が木々の間からのぞいた光景に感動を覚えました。
延暦寺は、平清盛と反目した僧兵集団や、織田信長の焼き討ちに遭うなどした歴史が印象的で、興味を持ちました。
寺域は非常に広大で、「根本中堂」の屋根は壮大でした。境内に咲いた石楠花の花がかぐわしかったのが思い出されます。
歴史的なことをまとめると、
標高848メートルの比叡山全域を境内とする寺院で、奈良のお寺の総称「南都」に対する呼び方として、平安京(京都)の北側に位置したため北嶺(ほくれい)と称されました。南都北嶺ですね。最盛期には3000ほどの寺社が建立されていたそうです。
延暦寺は、平安時代初期の最澄(767~ 822年)にって開創された日本天台宗の本山です。最澄は空海と並ぶ人物で平安仏教の中心的人物です。
そのトップは天台座主です。1994年には、古都京都の文化財の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。
延暦寺からは、日本天台宗の基礎を築いた円仁、円珍や、融通念仏宗の良忍、浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、臨済宗の栄西、曹洞宗の道元、日蓮宗の日蓮など数多の名僧が出ました。みな、教科書に出てくるレベルの人たちですね。
現代に残る仏教の主要な宗派です。
2回行ったと前述しましたが、特に記憶に残っているのは、冒頭でも触れた根本中堂ですね。
一度目に訪れたときはまだ、雪の残る晩冬の時期で、根本中堂の脇には1メートルほどつみあがった雪が目を引きました。
今回はこれくらいにして、次回では、根本中堂についてまとめてみたいと思います。