寺社を行く。

国内の寺院や神社を訪れ、見所などを紹介します

和歌山・根来寺①

和歌山にもよく訪れていました。

 

和歌山といえば、白浜やアドベンチャーワールド。熊野や高野山和歌山城など観光で訪れるところは本当に多いですよね。

 

寺社めぐりだけでなく、旅行も好きなので、和歌山にもよくいったんです。ほとんどすべての自治体を訪れましたし、代表的なスポットは踏破しています。

 

根来寺

ここで、今回紹介したいのは根来寺なんですが、

根来寺は、和歌山北部にありまして、大阪との府県境目にある岩出市にあります。

 

根来寺は、敷地内でのポケモンGOの利用を一切禁止したことで話題になっていましたね。

 

前回に紹介した比叡山延暦寺と同じく僧兵の寺として知られています。

岩出市のキャラクターも僧兵をアレンジしたものでした、たしか。

 

そんな根来寺ですが、私が訪れたのはいずれも新緑まぶしい5月ごろ。

見所紹介の前に、概要的なことも記しておきます。

 

新義真言宗

根来寺の宗派は「新義真言宗」といって、真言宗とはまた少し別のものになります。ルーツは前回に触れた空海です。空海が入定した後、その300年後に高野山真言密教を修業した覚鑁は、教学復興の拠点とし根来寺を開きました。

しかし、豊臣秀吉が攻めてきて、堂や経文、宝物が焼かれてしまったのです。その辺の歴史もおもしろいのですが、割愛します。
で、徳川頼宣の時代になり、復興されたのです。その後、1953年に「新義真言宗」となったのです。細かい部分は難しいのですが、大日如来が説法のために加持身となって教えを説くとする説を唱えているあたりが、ほかの真言宗と異なっています。

わかりやすくまとめた本もありますので、そちらを読んでもらえると真言宗を理解できると思います。

 

密教は個人的には好きな宗派です。山岳信仰についてもいずれ記したいと思いますが、その辺の違いについて自分ももう一度、学びなおしたいと思います。

 

長くなってしまったので、今回はここまで。

 

次回は、根来寺の見所ですね。